業務用脱毛器の導入は、サロン運営の成果を大きく左右する重要な投資です。
どの機器を選ぶかによって、集客力や顧客満足度、さらにはリピート率にも大きな差が生まれます。
一方で、「何を基準に選べばよいのか分からない」「導入の決め手が見つからない」と悩むサロンも多いのではないでしょうか。
そこで今回の調査では、脱毛サロン関係者を対象に、業務用脱毛器を選ぶ際に最終的な決め手となったポイントについてアンケートを実施しました。
本記事では、サロンオーナーが脱毛器選びで重視している要素を整理し、これから導入を検討する方にとって参考となる情報をお届けします。
【調査概要】
- 調査対象:50名の脱毛サロン関係者
- 調査方法:インターネットアンケート調査
- 実施期間:2025年1月16日~2026年1月26日
【調査概要】あなたの役職・サロン業態・規模について教えてください

本調査では全国の脱毛サロンの経営者・スタッフ50名を対象に、業務用脱毛器導入の決め手に関するアンケート調査を実施しました。
【質問①】業務用脱毛機を導入するまでに、比較検討した機種の台数を教えてください
選択肢
- 1台のみ
- 2〜3台
- 4〜5台
- 6台以上
約9割の脱毛サロンが業務用脱毛器導入時に複数の機種を検討している

業務用脱毛機導入時に検討した台数を調査したところ、「2〜3台」と回答したサロンが62%と最多を占めました。
この結果から、事前にある程度候補を絞り込んだ上で、現実的な台数を比較している ことがうかがえます。
一方で、「1台のみ」で決定した層は10%にとどまり、約90%のサロンが複数の機種を比較した上で導入を判断していることが分かります。
【質問②】業務用脱毛器を比較検討した際に「重視したポイント」をすべて選んでください
選択肢
- 本体価格
- ランニングコスト
- 脱毛効果・性能
- 痛みの少なさ
- 施術時間・効率性
- 操作性・使いやすさ
- メンテナンス対応
- 開業・運営支援
- メーカー・販売会社の実績・安定性
- 国産または海外製であるか
- 他サロンでの評判
- 営業担当者の対応
- その他
業務用脱毛機を比較する際に重視されたポイントは「施術効果(17%)」と「コストバランス」

業務用脱毛器を比較する際に重視したポイントを調査したところ、「脱毛効果・性能(17.0%)」が最も多い結果となりました。
次いで、「痛みの少なさ(14.5%)」「ランニングコスト(13.5%)」が続きました。
これら上位項目から、サロンオーナーが業務用脱毛機に求めているのは、集客やリピートに直結する「施術効果」と、安定した運営を支える「コストバランス」であることが分かります。
さらに、顧客満足度やリピート率を左右する重要な指標である「痛みの少なさ」も高い割合を占めていることから、脱毛結果だけでなく、施術全体に対する総合的な満足度も重視して機器選定が行われていることが示唆されます。
「メンテナンス対応(10.5%)」「施術時間・効率性(9.5%)」も一定の割合を占める
「メンテナンス対応(10.5%)」や「施術時間・効率性(9.5%)」といった項目も一定の割合を占めています。
この結果から、日々の運営負荷やトラブル発生時のリスクを見据えた、現実的な選定が行われていることが分かります。
特に、業務用脱毛器を1台のみ導入しているサロンにとっては、故障がそのまま営業停止につながる可能性があるため、メンテナンス体制が重要視されていると推察されます。
一方で、「営業担当者の対応(3.0%)」や「開業・運営支援(1.0%)」といった人的サービスに関する要素は、相対的に低い割合にとどまりました。
【質問③】業務用脱毛器を比較検討した際に「最も重視したポイント」を一つだけ選んでください
選択肢
- 本体価格
- ランニングコスト
- 脱毛効果・性能
- 痛みの少なさ
- 施術時間・効率性
- 操作性・使いやすさ
- メンテナンス対応
- 開業・運営支援
- メーカー・販売会社の実績・安定性
- 国産または海外製であるか
- 他サロンでの評判
- 営業担当者の対応
- その他
業務用脱毛機の選定で最も重視したポイントは、「脱毛効果・性能」が46.0%

業務用脱毛機を選ぶ際に最も重視したポイントとして、「脱毛効果・性能」が46.0%と全体の約半数を占めました。
重視したポイント(複数選択)では、価格やコスト、サポート体制など多角的な要素が検討されていた一方で、最終的な判断軸としては、顧客満足度に直結する脱毛効果に重きが置かれていることが分かります。
また、記述回答では「脱毛効果はサロンの信頼や評価、リピート率に直結する」といった考え方が多く見られました。
多少コストがかかっても、安定した効果が出せることが長期的な経営には重要だと判断しました。
「本当に抜ける」「効果がある」という信頼がなければ、どんなに価格が安くてもお客様は定着しないと考え、確実な効果が出せることを最優先にしました。
サロンの集客・リピートを支える根幹として、脱毛効果の高さが機器選定における最優先事項となっています。
ランニングコストは16%!本体価格(8%)よりも重視されている
次点は「ランニングコスト(16.0%)」であり、「本体価格(8.0%)」を上回る結果となりました。
記述回答からは、初期費用の安さよりも、導入後の維持費や長期的な収益性を重視する傾向が見られ、継続的に利益を確保できるかどうかが重視されていることが分かりました。
特にメンズ脱毛はショット数が多くなる傾向があるため、1ショットあたりの単価が数銭違うだけで、数年後の累積利益に数百万円の差が出ることを重視しました。
ランニングコストは、売上や予約数の増減にかかわらず継続的に発生するため、利益率に直接影響を与える要因となります。
そのため、安定した経営を続けるためには、導入後に発生し続けるコストも含めて収益性を判断することが欠かせません。
【質問④】業務用脱毛機を導入を決めるまで「最後まで迷った点」は何でしたか?

自由回答では、業務用脱毛機の導入を決めるまでに「価格と性能が本当に見合っているのか」「どれくらいで投資回収できるのか」といった点で迷う声が多く見られました。
高価格帯の機種は魅力的でしたが、個人サロンとして投資回収できるか不安がありました。
また、海外製の安価な機種は故障リスクが気になり、最終的な判断に時間がかかりました。
高性能な機種は魅力的でしたが、初期投資が大きく、回収にどれくらい時間がかかるかが不安でした。
また、ランニングコストがどの程度かかるのかも比較しながら慎重に判断しました。
高性能な国産機は高額ですが、ショット単価が安ければ長期的に見て利益が出ます。
逆に安価なマシンを選んで、故障頻度やランプ交換費用がかさみ、結果的に損をしないかという投資回収のシミュレーションには最後まで悩みました。
特に、高価格帯の機種は高い脱毛効果や差別化につながる魅力がある一方で、個人サロンにとっては初期投資の負担が大きく、回収までに要する期間がネックになっていることが分かります。
また、安価な機種は導入コストを抑えられる反面、故障リスクやランプ交換費用などの維持費がかさむ可能性が懸念されており、「結果的に損をしないか」という長期的視点での迷いも多く見られました。
このように、業務用脱毛機の導入判断では単なる本体価格だけでなく、ランニングコストや故障リスクも含めた投資回収シミュレーションの精度が、最後の決め手として重要になっていることが示唆されます。
【質問⑤】最終的に「導入を決断する決め手」となった情報源を教えてください
選択肢
- 営業担当者の説明
- 実際のデモ・体験
- 他サロンの口コミ・評判
- 導入実績・事例
- 知人・紹介
- ネット記事・比較サイト
- その他
「実際のデモ・体験」が58.0%と過半数を占め、最も大きな決め手

業務用脱毛器を導入する決め手として、「実際のデモ・体験」が58.0%と過半数を占めました。
業務用脱毛器のような高額設備の導入においては、数値や説明だけでなく、「実体験」が最終判断を大きく左右していることが分かります。
特に業務用脱毛器は、以下のようにカタログやスペック表だけでは判断しにくい要素もあります。
- 脱毛効果
- 痛みの体感
- 施術スピード
- 操作性
そのため、導入の最終段階では、実際に照射を行い、効果や使用感を直接確認できるデモ・体験が、最も信頼性の高い情報源として機能していると考えられます。
次点は営業担当者の説明(18.0%)で「デモ・体験」とは大差
「営業担当者の説明(18.0%)」は2番目に多い結果となったものの、「デモ・体験」との差は大きく、説明だけでは導入の決断には至らず、体験を補完する役割にとどまっている可能性が高いと考えられます。
また、「他サロンの口コミ・評判(12.0%)」や「ネット記事・比較サイト(4.0%)」といった第三者による情報も一定の影響力を持つものの、最終的な決め手にはなりにくい結果となりました。
【質問⑥】業務用脱毛器の導入後、「判断は正しかった」と感じていますか?
選択肢
- 非常にそう思う
- まあそう思う
- どちらとも言えない
- あまり思わない
- 後悔している
業務用脱毛機の導入後に「判断は正しかった」と回答したサロンが100%

本調査では、業務用脱毛機の導入後に「判断は正しかった」と回答したサロンが100%という結果となりました。
このことから、業務用脱毛機の導入判断は、十分な比較検討や事前の検証を経たうえで行われていることが推察されます。
また、「非常にそう思う」と「まあそう思う」がほぼ二分していることから、「導入効果を強く実感している層」と、「期待通り、あるいは想定内の成果を得ている層」の両方が存在していると考えられます。
自由回答では、「効果を実感できたことで顧客満足度が高まり、リピートや紹介につながった」というサロンが多い傾向にありました。
細かい部分の抜け方も安定しており、総合的には満足しています。
業務用脱毛機の導入は慎重な検討を経たうえで行われており、結果として高い満足度と経営成果につながっていることが分かります。
自由回答から見えた、満足の中にある「不満・課題」
導入後の満足度は非常に高い結果となった一方で、自由回答からは一部のサロンが感じている「不満」や「課題」も見えてきました。
全体としては大きな後悔や失敗というよりも、運用を続ける中で浮かび上がった改善点として挙げられていることが特徴です。
まず多く見られたのが、ランニングコストに関する課題であり、「想定より高い/消耗が早い」といった声が多く見受けられました。
次に、操作面やスタッフ教育に関する意見も一定数見られました。
機器自体の性能には満足しているものの、現場で安定して活用するためには、導入後の運用体制や教育面での工夫が必要になるケースがあることが分かります。
業務用脱毛器は、実際の体験を通じて操作性を確認し、他のスタッフでも安定して施術を行えるかを見極めることが重要です。
さらに、繁忙期におけるエラーや不具合など、安定的な稼働への懸念も挙げられました。
万が一トラブルが発生した際のメーカー対応に時間を要した経験から、導入前にメンテナンス体制やサポート範囲を十分に確認しておく必要性が示されています。
【質問⑦】これから業務用脱毛機を選ぶ人に「必ず伝えたいポイント」を教えてください
これから業務用脱毛機を導入する人に向けて「必ず伝えたいポイント」として、導入前に確認すべき現実的な視点が多く挙げられました。
特に重要視されていたのは、「実機体験」「メンテナンス体制」「ランニングコスト」の3点です。
まず最も多かったのが、カタログスペックだけで判断せず、「必ずデモや実機体験を行うべき」という意見でした。
脱毛効果や痛み・操作性などは数値だけでは分かりにくく、実際に照射してみることでサロンに適した機器かを見極められると考えられています。
次に、メンテナンス体制の確認も強く推奨されていました。
業務用脱毛機は故障すれば営業停止につながり、売上だけでなく顧客からの信頼にも影響します。
そのため、修理対応のスピードや代替機の有無、国内拠点の体制など、万が一の事態を想定した際のサポートを事前に確認することが重要だとされています。
さらに、「導入費用以上にランニングコストを重視すべき」という声も多く見られました。
このように、業務用脱毛機選びでは性能だけでなく、「営業停止せずに運用できるか」「長期的に利益が残るか」という経営視点での判断が欠かせないことが示唆されます。
まとめ
本調査では、業務用脱毛器の導入を決める際の決め手として「実際のデモ・体験」が58.0%と過半数を占める結果となりました。
業務用脱毛器は高額な設備投資である一方、脱毛効果や痛みの感じ方・施術スピードなどは、カタログや数値だけでは判断しにくい要素です。
そのため、実際に照射を体験し、使用感を確認できる機会が導入判断における最も信頼性の高い材料になっていると考えられます。
一方で、導入後にランニングコストや教育コスト・サポート体制において課題を感じているサロンも存在することから、あらゆるリスクを想定したシミュレーションが重要です。







