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72%が売上増を実感!メンズ・キッズ脱毛の需要と導入時の課題に関する実態調査

近年、脱毛サービスは女性向けにとどまらず、メンズ脱毛やキッズ脱毛といった新たな需要領域へと広がりを見せています

一方で、導入による売上向上が期待される反面、施術設計や安全性、運営体制などに不安を感じ、対応に踏み切れないサロンも少なくありません。

今回の調査では、全国の脱毛サロン関係者を対象に、メンズ脱毛・キッズ脱毛の需要動向や導入状況についてアンケートを実施しました。

メンズ脱毛・キッズ脱毛に対してサロンがどのような期待を抱き、どの点に課題を感じているのかを整理し、今後の脱毛サービス拡張や経営戦略を検討するうえでの参考としていただければ幸いです。

【調査概要】
・調査対象:50名の脱毛サロン関係者
・調査方法:インターネットアンケート調査
・実施期間:2025年12月3日~2025年12月15日
目次

【調査概要】あなたの役職・サロン業態について教えてください。

選択肢

▼役職
・経営者店長
・マネージャー施術者
・カウンセラー
・その他
▼サロン業態
・脱毛専門サロン
・総合美容サロン(エステ・ネイル等併設)
・理容室・美容室(ヘアサロン)
・医療クリニック
・その他
【調査概要】あなたの役職・サロン業態を教えてください

本調査では全国の脱毛サロンの経営者・スタッフ50名を対象に、メンズ脱毛・キッズ脱毛に関するアンケート調査を実施しました。

【質問①】メンズ脱毛・キッズ脱毛への対応状況を教えてください

選択肢

・すでに提供している
・現在導入を検討している
・今のところ導入予定はない

メンズ脱毛はすでに64%と「過半数が導入済み」の段階

メンズ脱毛・キッズ脱毛への対応状況を教えてください

調査結果では、メンズ脱毛をすでに提供しているサロンは64%に達しており、導入は一部の先進的なサロンに限られた取り組みではなく、業界全体で一定の標準になりつつあることが分かりました。

一方で、18%が「導入予定なし」と回答しており、すべてのサロンがメンズ脱毛に舵を切っているわけではなく、対応を進める層とあえて導入しない選択をする層との間で分化が進みつつあると考えられます。

背景には、設備・人材・ブランディング方針など、経営戦略上の明確な判断が存在していると推察されます。

キッズ脱毛の導入率42%!メンズよりも慎重な姿勢が見える

調査結果によるとキッズ脱毛を導入しているサロンは42%にとどまり、メンズ脱毛(64%)と比較すると、導入に対してやや慎重な姿勢がうかがえます。

一方で、「検討中」と回答したサロンが26%と比較的高い割合を占めている点は注目すべきポイントです。

すでに成熟フェーズに入りつつあるメンズ脱毛とは異なり、キッズ脱毛は現在も「検討フェーズ」にあり、今後の市場拡大余地が大きい分野であると推察されます。

「導入予定はない(32%)」がメンズより多い背景には、成長期の子どもへの施術に対する安全性への懸念など、経営・運営面でハードルの高さがあると考えられます。

【質問②】メンズ脱毛・キッズ脱毛の問い合わせ比率を教えてください。

選択肢

・0〜10%
・11〜20%
・21〜30%
・31〜50%
・51%以上

キッズ脱毛の問い合わせ規模は「0〜10%」が最多!メンズ脱毛と比べてまだ限定的

メンズ脱毛・キッズ脱毛の問い合わせ比率は全体の何%程度ですか?

メンズ脱毛は全体の70%のサロンで「問い合わせの11〜30%」を占めており、すでに安定した問い合わせボリュームを持つ市場に成長していると考えられます。

実際にメンズ脱毛へのニーズの変化を調査したところ、「大きく増えた(16%)」と「やや増えた(58%)」を合わせると、74%のサロンが「昨年より増加している」と認識しており、需要拡大が続いている分野であることがうかがえます。


メンズ脱毛のニーズは昨年と比べてどう変わりましたか?

一方で、キッズ脱毛は問い合わせ比率が「0〜10%」にとどまるサロンが約半数を占めており、現時点では問い合わせ規模が限定的な市場であることが分かります。

ただ、32%のサロンでは全体の1〜2割程度の問い合わせを獲得しており、存在感はあるものの、全体比率としてはまだ小さい市場と推察されます。

キッズ脱毛の年齢層は、「小学生」が最多!

キッズ脱毛の問い合わせが多い年齢層を教えてください

キッズ脱毛の問い合わせが多い年齢層を調査したところ、小学生が31.75%と最多となりました。

次いで中学生(26.98%)、高校生(26.98%)が続いており、未就学児から中学生までの義務教育課程に該当する年齢層が全体の約60%を占める結果となっています。

キッズ脱毛は高校生以上の「美容・身だしなみ」ニーズだけでなく、ムダ毛に関する悩みや学校生活での配慮などを背景に保護者の関与を前提とした相談が多い市場である可能性が示唆されます。

そのため、キッズ脱毛の集客や導入を検討する際には、施術内容や効果だけでなく、年齢に応じた対応方針や保護者への丁寧な説明体制がより重要な要素になるといえるでしょう。

【質問③】メンズ脱毛に対応または導入を検討する上で不安に感じることがあれば教えてください。

選択肢

・ヒゲなど硬毛への効果が十分に出るか
・痛みが強く、施術中のクレームにつながらないか
・肌トラブル(赤み・炎症・やけど)のリスク
・男性顧客の対応(態度・コミュニケーション)の難しさ
・男性特有の濃い毛に対応できる出力性能があるか
・スタッフがメンズ施術に慣れておらず技術面が不安
・集客がうまくいくか心配
・VIO施術時の対応やトラブルが不安
・既存顧客(女性)との動線や予約枠の調整
・衛生管理・シェービング対応の負担
・特に不安はない
・導入コスト(機器代・ランニングコスト)が高い
・施術ルームの確保など設備面の問題
・その他 
メンズ脱毛に対応または導入を検討する上で不安に感じることがあれば教えてください

メンズ脱毛に対応または導入を検討する上で不安に感じることを調査したところ、主に施術そのもののクオリティに集中していることが明らかになりました。

特に多かった回答は、「ヒゲなどの硬毛に対して十分な効果が出るか」で、24.44%と最も高い割合を占めています。

次いで、「痛みが強くクレームにつながらないか」が15.56%、「赤み・炎症・やけどなどの肌トラブルのリスク」が12.22%となっており、効果と安全性の両立に対する懸念が多く挙げられる結果となりました。

中でもヒゲ脱毛は、毛が太く密度が高い部位であることから、出力設定や冷却方法・照射技術の違いによって、効果や安全性に差が出やすい領域とされています。

そのため、効果を重視して出力を上げると刺激やリスクが高まりやすく、一方で安全性を優先すると十分な脱毛効果を実感しにくいケースも想定されます。

こうした背景から、メンズ脱毛は単なるメニュー追加ではなく、施術設計やオペレーションの完成度が問われる分野であり、サロン側にとっては導入・運用の難易度が比較的高い領域であると推察されます。

【質問④】メンズ脱毛を導入しない・検討しない理由があれば教えてください。 

選択肢

・女性顧客の動線との両立が難しい
・ランニングコストが高い
・設備投資(機器代)が負担
・スタッフ教育が難しい
・男性客への対応(態度・コミュニケーション)が不安
・トラブル時のリスクが大きい
・サロンの方針・コンセプトに合わない
・施術スペースが足りない
・メンズ需要が少ないと感じる
・その他 

メンズ脱毛の最大の障壁は、「運営設計上の制約」

メンズ脱毛を導入しない・検討しない理由があれば教えてください

メンズ脱毛を「導入しない」と回答したサロンにおいて、最も多く挙げられた理由は「女性顧客の動線との両立が難しい」(18.75%)でした。

需要や効果以前に、既存サロン運営との相性が最も大きな課題となっており、以下のようなレイアウト・オペレーション全体に影響する問題であることが推察されます。

  • 待合スペース
  • 予約導線
  • 時間帯の切り分け

さらに、サロンが「女性専用」や「安心してリラックスできる空間」としてブランディングされている場合、男性客を受け入れることで既存の女性顧客が離れてしまうリスクもあります。

こうした背景から、メンズ脱毛は需要が拡大している一方で、すべてのサロンにとって最適な選択肢とは限らず、サロンのコンセプトや運営設計と整合するかどうかが導入判断の重要な分岐点になっていると考えられます。

人材育成や採用面での負担も、中位に分布

メンズ脱毛を導入しない理由として、「スタッフ教育が難しい(12.50%)」も上位に入っており、3番目に多い結果となりました。

メンズ脱毛は、通常のレディース脱毛とは異なり、ヒゲや体毛といった硬毛への技術対応に加え、男性特有の不安に配慮した接客が求められる分野です。

そのため、施術スキルの習得だけでなくカウンセリングや対応姿勢を含めた教育体制の構築に負担を感じているサロンが一定数存在することがうかがえます。

【質問⑤】キッズ脱毛に対応・導入を検討する上で不安に感じることがあれば教えてください。

選択肢

・親御さんへの説明や同意確認の手間
・やけど・炎症などの肌トラブルが心配
・痛み・熱さに弱く、出力を上げられない
・施術中にじっとしていられない
・スタッフ教育が負担
・特に不安はない
・トラブル時の対応
・その他 

「親御さんへの説明や同意確認の手間」が25.37%と最多

キッズ脱毛に対応・導入を検討する上で不安に感じることがあれば教えてください

キッズ脱毛における導入・運用上の懸念点として、「親御さんへの説明や同意確認の手間」を挙げたサロンが25.37%と最も多い結果となりました。

このことから、キッズ脱毛における最大の課題は、施術技術そのものではなく、保護者対応を含めた運営面の負荷にあることが明らかになっています。

キッズ脱毛は、施術を受けるのは子ども本人である一方、契約や判断の主体は保護者が担うという構造を持っています。

この点は、利用者本人が意思決定を行うことが多い大人向け脱毛とは異なり、キッズ脱毛特有のハードルといえるでしょう。

実際に、説明や同意取得に関わる対応負荷を、4分の1以上のサロンが導入・運用上の課題として認識しています。

【質問⑥】キッズ脱毛を導入しない・検討しない理由があれば教えてください。

選択肢

・出力調整が難しく、リスクが高い
・やけど・炎症などの肌トラブルが心配
・スタッフ教育が負担
・痛みや熱さに弱く、施術が難しい
・親御さんへの説明・同意取得の手間
・施術中にじっとしていられない可能性がある
・サロンの方針・コンセプトに合わない
・特に理由はない
・需要が少ないと感じる
・その他

キッズ脱毛の最大の障壁は、「安全性・リスク管理」


キッズ脱毛を導入しない・検討しない理由があれば教えてください

キッズ脱毛を導入していないサロンにおいて、最も多く挙げられた懸念は以下のように「安全性」や「施術リスク」に直結する項目であることが明らかになりました。

  • 出力調整が難しく、リスクが高い:22.45%
  • やけど・炎症などの肌トラブルが心配:22.45%

さらに「痛みや熱さに弱く、施術が難しい(10.20%)」を加えると、過半数のサロンが子どものデリケートな肌を扱うことに不安を感じていることが分かります。

子どもの肌は大人に比べて刺激に敏感で、トラブルが起こりやすいとされているため、施術前にパッチテストを行い、施術できるか確認するなど、より安全への配慮が求められると考えられます。

一方で、キッズ脱毛を「すでに提供している」または「導入を検討している」サロンでは、不安の内容に明確な違いが見られました。

この層で最も多かったのは、「親御さんへの説明や同意確認の手間」(25.37%)であり、未導入層で多く挙げられていた施術リスクに関する不安とは対照的に、運用や対応面での負担がより強く意識されていることがうかがえます。

【質問⑦】メンズ・キッズ脱毛を導入・強化したことで売上にどんな変化がありましたか?

選択肢

・多少のプラスにはなった
・新規客が増え、売上が大きくアップした
・既存客の単価アップに繋がった(親子来店など)
・手間が増えただけで売上にはあまり貢献していない
・逆に効率が悪くなった 

72%のサロンがメンズ脱毛・キッズ脱毛の導入により売り上げ増を実現している

メンズ・キッズ脱毛導入・強化したことで売上にどんな変化がありましたか?

調査結果によると、メンズ脱毛およびキッズ脱毛を導入しているサロンのうち、72.00%が売上面で何らかのプラス効果を実感していることが明らかになりました。

■内訳

  • 多少のプラスになった:36.00%
  • 新規客が増え、売上が大きくアップ:20.00%
  • 既存客の単価アップ(親子来店など):16.00%

内訳を見ると、「新規客が増えた(20.00%)」という客数増加による効果だけでなく、「既存客の単価アップ(16.00%)」という客単価向上への貢献も見逃せない結果となっています。

回答内容には「親子来店など」との記載が見られ、既存顧客が家族を連れて来店することで、紹介やリピートを起点とした“リファラル(紹介)循環”が生まれている可能性が考えられます。

【質問⑧】メンズ・キッズ脱毛を導入してよかった点を教えてください。

選択肢

・客層が広がり、新規顧客が増えた
・既存客からの紹介が増えた
・セット来店(親子・カップル等)により客単価が上がった
・サロンとしての差別化につながった
・女性客が少ない時間帯の稼働率が上がった
・特によかった点はない
・メンズ・キッズ脱毛を導入していない
・その他 

最大の効果は「新規顧客層の拡大」!42.86%と最多

メンズ・キッズ脱毛を導入してよかった点を教えてください。

調査結果から、メンズ脱毛・キッズ脱毛導入による効果として最も多く挙げられたのは「新規顧客層の拡大」で、42.86%に達しました。

回答者の約4割以上が新規顧客獲得の効果を実感しており、メンズ脱毛・キッズ脱毛が、これまで接点のなかった層への有効な入口として機能していることが分かります。

一方で、既存顧客を起点とした“間接的な効果”も確認されました

以下の結果から、単独での来店増にとどまらず、紹介や家族来店を通じた来店拡張・単価向上が一定数のサロンで起きていることがうかがえます。

  • 既存客からの紹介が増えた:17.86%
  • セット来店(親子・カップル等)で客単価が上がった:16.07%

 さらに、「サロンとしての差別化につながった」と回答した割合も16.07%に上っており、メンズ脱毛・キッズ脱毛が価格競争ではなく、サービス構成そのものによる差別化要素として評価されている側面も見て取れます。

まとめ

本調査により、メンズ脱毛とキッズ脱毛はともに需要を獲得しつつも、市場成熟度や導入時の課題が大きく異なるサービスであることが明らかになりました。

メンズ脱毛は導入率が64%と高く、問い合わせ比率も安定しており、ニーズ拡大を実感するサロンが多数を占めるなど、すでに業界内で標準化された安定市場といえるでしょう。

一方で、キッズ脱毛の導入率は42%にとどまっており、施術時の安全性やリスク管理がネックとなり、導入を見送っているサロンが多く見られました。

今後、安全基準や運用フローがより明確化され、認知が広がることで潜在的なニーズが顕在化し、導入が進む余地のある分野だと考えられます。

また、メンズ・キッズ脱毛を導入・強化したサロンの多くが売上増を実感しており、新規顧客獲得だけでなく、家族利用による客単価向上や差別化といった中長期的な経営メリットも確認されました。

総じて、両サービスは導入すれば必ず成果が得られるものではありません。

しかし、施術設計や運営体制・人材育成を適切に整えることで、家族やライフステージ単位で顧客接点を広げる有効な経営戦略となり得ることが本調査から分かりました。

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